6月3日から5日まで、JR博多シティ アミュプラザ博多地下1階のアミュ地下キューブで、福岡を拠点に活躍する8人の若手アーティストの作品が、展示、販売(一部非売品あり)されています。
http://everyfukuoka.com/art-lounge/
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Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm F/2.8G IF-ED今回の参加アーティストの一人に、
宮田 君平(MIYATA Kumpei)さんという方がいらっしゃいます。
宮田さんとは、先月、「ふくおか元気応援隊」第2期メンバーとして知り合い、仙台市で震災ボランティア活動を行った仲間の一人です。
今回、宮田さんは、東日本大震災をテーマとした2作品を出展されています。
<作品1>
「ファッションポートレートシリーズ:Operation for Sendai」
プリント、アクリルマウント
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Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm F/2.8G IF-ED<作品2>
「From the sea」
仙台市宮城野区に津波によって運ばれた土、フィルムケース
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Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm F/2.8G IF-ED■
Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm F/2.8G IF-ED最初の作品は、宮田さんが被災地に赴く前に撮られたセルフポートレートで、手にしているのはボランティア活動で使用する防塵マスク。
ファッションブランドの広告風のパネルに仕立てることで、東北の遠い地で起こった今回の出来事に対して、リアリティの無い福岡の状況をシニカルに表現されたものです。
2番目の作品は、津波によって街中に堆積したヘドロ状の土砂をフィルムケースに詰められたものです。
確かに、私にとっても今回の震災は、リアリティの無い遠くの出来事でした。
今回の震災を経験した訳でもなく、その直後の凄惨な状況を見た訳でもありません。
しかし、今回、震災発生から2ヶ月以上経った後ではありますが、現地でボランティア活動をさせていただく機会を与えられました。
泥まみれになってヘドロの臭いをかぎながら、土砂の撤去をし、震災の爪痕を垣間見たことは、私のリアルな体験として一生胸に刻まれるでしょう。
東日本大震災が私にとって、リアリティのない事象から、少しはリアルな出来事として捉えられるようになったのは確かです。
今のこの思いを、宮田さんの作品を被写体として、一枚の写真で表現させていただきます。
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Nikon D300 + AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm F/2.8G IF-ED今週末に博多駅に行かれる予定がある方は、是非、アミュ地下キューブにお立ち寄りください。
場所は、クリスピー・クリーム・ドーナツの斜め向かいです。
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